6月に田植えをした保育園の稲。11月に稲刈りをして、今月、脱穀と精米に取り組みました。

まずは脱穀。稲穂からもみを取ります。

一粒一粒、手でちぎっていきます。

この作業がなかなか難しく、一粒のつもりが何粒もくっついてきてしまいました。

見兼ねた先生が、道具を使って取ってみることを提案しました。

一つ目の道具は割り箸。割り箸の間に稲を挟み、引っ張って一気に取ります。

 

二つ目の道具は牛乳パック。注ぎ口に稲を挟み、引っ張って一気に取ります。

最初の手作業に苦戦していた子どもたちはびっくり!!

「スルスル取れる」「道具って、便利だね」と感動していました。

30分程の時間をかけて、ようやく脱穀が終了です。

 

さて、翌日は精米に取り組みました。

昨日と同様、まずは一粒一粒、手作業でもみ殻を剥いていきます。

 

黙々と取り組む子どもたち。思った以上にもみ殻はかたく、始めはなかなか剥くことが

出来なかったのですが、次第に上手に剥いていました。

今回も、先生が道具を用意してくれていました。

それはすり鉢とゴルフボール。すり鉢に入れた少量のもみを、ゴルフボールで押しまわ

してみると。。。

もみ殻があっと言う間に剥けました!!

そして、優しく息をふきかけて。。。

軽いもみ殻が息で吹き飛ばされました。このお米の状態が、玄米です。

 

最後には、精米機を使いました。

写真左から、もみ、玄米、白米です。新聞紙の中には米ぬかが入っています。

 

道具を使うと作業は速くなりましたが、それでもやっぱり大変な作業です。

今回、お米の一粒一粒を手に取る体験をしたことで、お米への感謝、そして、お米を作っ

てくださっている農家の方々への感謝の気持ちが高まったことでしょう。

多くの命と、みなさまのおかげにより恵まれたお米。毎日有難くいただきましょうね。

今回精米したお米は、来週の火曜日に皆で分けあって、大切にいただきます。