8月8日、池坊華道の山内智子先生にご来園いただき、はな・そらぐみが生け花を体験しました。
生ける植物は4種類。ひまわり、タマシダ、スターチス、ゴッド。

「大きい花、小さい花、長い花、短い花があります。一つひとつが違う色、違う形をしています。ここにいるお友だちもそうだよね。」
智子先生の言葉を真剣な表情で聞く子どもたち。
続けて、
「お花も一人で咲くよりもみんなと一緒にいた方が楽しいです。みんなもお花のように仲良く、喧嘩をしないで過ごすことが平和だと
思います。
今から生け花をするけれど、みんな違うものが出来上がると思います。お友だちが作ったものも、優しい気持ちで見てあげてくださいね」
そんな温かい言葉で、子どもたち一人ひとりがそれぞれに、思い思いの生け花を始めました。






「楽しかった!」「お花が綺麗!」と様々な感想があがると共に、
お友だちの生け花をみて、「かわいい」「すてきだね」と自然とあふれ出た言葉に、平和な時間を感じたひとときでした。
最後に智子先生からのお約束。

お花は暑くてまぶしい所が苦手なので、お部屋に飾って、お水をあげてほしいこと。
そして、枯れてしまうお花とお別れするときは、「ありがとう」「さようなら」と
優しい気持ちで見送ってあげてくださいね、と。
貴重な体験と共に、命の大切さを考える時間となりました。
生けたお花を大切に手に持ち、お寺の本堂へ。平和への願いを込めて、お花をお供えしました。


はな、そらぐみの子どもたちが心を込めて作った折り鶴も。。。

達美先生から、80年前の8月9日のお話を聞きました。
達美先生が小学6年生のときに、長崎に原爆が投下されたそうです。
「痛い痛い」と苦しむ方がたくさんいたというお話を聞きました。
「お友だちや、他の国の人たちとも、仲良くしましょう。そうすれば戦争は起こりませんよ」

そして園長先生から「これからは、みんなが平和を守っていってくださいね。」とお話があると、
「まかせて!」と心強い返答もありました。


達美先生、貴重なお話をありがとうございました。
明日、8月9日の11時2分。子どもたちはそれぞれ感じたことを胸に平和を願うことと思います。